糖質制限は便秘になりやすい?
食事制限で便秘になりやすい理由
糖質が多い炭水化物には、食物繊維が多く含まれます。食物繊維は便を排出しやすくする働きがあるため、不足すると便秘になりやすくなってしまいます。糖分を制限した分、食物繊維を意識的に摂取しなければいけません。さらに、糖質制限をおこなうと、水分が不足しがちになります。水分が不足すると便が硬くなり、排出しにくくなります。糖質制限では糖質以外の摂取量に制限がないため、バランスよく栄養を摂ることが大切です。
対処法①食物繊維を摂る
食物繊維は「水溶性」と「不溶性」の2種類です。食物繊維にはさまざまな種類がありますが、水溶性、不溶性どちらも便秘の予防や解消に大切です。特に野菜や海藻類などは積極的に食べるようにしましょう。野菜やきのこ、海藻類には水溶性の食物繊維、豆類や豆製品には不溶性の食物繊維が多く含まれています。野菜は加熱したほうが多くの量が食べられます。また、炭水化物を食べるなら、玄米や全粒粉パンを選ぶと良いでしょう。
対処法②水分を摂る
水で炊くお米や、お湯でゆでる麺類などの主食は、食べることで自然と水分を摂取できます。しかし、糖質制限で主食を減らせば、食べ物から摂取できる水分量が減る可能性があります。水分不足は便秘を引き起こす要因となるため、積極的にミネラルウォーターなどで水分を摂取しましょう。1日に2リットル以上の水分を摂るのがおすすめです。ただし、一気に飲むのではなく、1日をかけてこまめに補給するように心がけてください。