血糖値を下げるための食事方法②
食べる順番に気を付ける
血糖値を上げないためには食べる順番に気を付けましょう。まず、食物繊維の多い野菜をゆっくりとよく噛んで食べます。次に、水分の多い汁ものを食べ、その後に肉や魚や卵といったタンパク質が多く含まれた食品を食べ、最後にご飯や麺類などの主食を食べてください。そうすることで糖質の全体量を減らせるだけでなく、同時に糖の吸収も抑えることにつながります。何よりも急いで食べるのではなく、ゆっくり時間をかけて食べることが大切です。
フルーツは量と時間に注意する
フルーツにも糖質は含まれていますが、炭水化物と比べて血糖値を上昇させにくいので、適量であれば食べても大丈夫です。ただし、フルーツに含まれる果糖は食べすぎると中性脂肪に代わってしまいます。そのため、毎日食べるのはあまりおすすめできません。また、フルーツは食べる時間にも注意が必要です。夕方から夜にかけて食べると、睡眠時に血糖値を上げることになります。午前中や午後の間食として食べるのが良いでしょう。
外食はメニュー選択と量に注意する
外食メニューは栄養が偏っていることが多いため、メニュー選びには十分に気を付けなければなりません。外食チェーン店、特にファストフード店は、「安くおいしく、お腹を満たしたい」という顧客ニーズに応えるため、主食中心のメニューが多くなっています。丼ものやハンバーガー、パスタなどの一品料理は、糖質がとても高いです。そのため、主食メインの一品料理ではなく、おかずが多い定食や、単品のおかずをいくつか組み合わせて注文しましょう。