糖質摂取で太る理由
糖質無制限食に陥っている
食事から取り入れる糖質が体が必要とするエネルギー量をオーバーすると、グルコースはどんどん脂肪組織へと運ばれて脂肪として合成される仕組みになっています。糖と異なり、脂肪はいくらでも体内に蓄えられます。一日三食、当たり前のように主食のご飯やパンなどを食べ、さらに小腹が空いたらスイーツも食べる。このように、現代人は「糖質無制限食」に陥っており、これでほとんど運動もしなければ太るのは自然なことと言えます。
糖無制限食がインスリンを悪者に貶める
食事をして血糖値が上がると、すい臓からインスリンが分泌されます。インスリンは筋肉や肝臓などの細胞に働きかけ、糖質を引き渡してエネルギーとして使ったり、グリコーゲンとして蓄積されたりします。余った糖質はインスリンが同様に脂肪細胞に働きかけることで脂肪組織に取り込まれます。この仕組みは飢餓時代の人類にとってはかなり重宝されましたが、現代のような飽食時代ではかえって仇となり、ほぼ一日中インスリンが出っ放しという状態も少なくありません。
誤った食事で代謝がダウン
糖質制限をしても一向に痩せないということもあるでしょう。これは糖質制限をしているつもりで、実はカロリー制限も同時におこなっている可能性が高いです。低カロリー食材ばかり食べていると、確かに体重は減っていきます。しかし、エネルギーとなる摂取カロリーが減ることで、体は代謝を下げて節約モードへと切り替えるしかありません。一時的に体重が減るものの、誤った食事によって代謝がダウンすることで思ったよりも痩せないということになっています。